水仙のはなし

結婚の儀式になくてはならない花
それがスイセン。
私にとっても、大好きな花。
ネパールの儀式で使われる花は
いろいろあってどれも香りがするものばかり。
スイセンのことを「グンケラ」と言います。←ネワール語
我が家には、今千葉産のグンケラが芽吹いています。
父親が千葉に住んでいた頃にネパールに持ち帰った球根たちで、
これが芽吹くたびに、甥っ子の結婚やらまあ、
息子らの結婚にはまだ時間があるなぁ・・などと思うわけで。
乾燥したものでもいい
花嫁に届けなければならない花。
それが、スイセンなのです。
今日、近所の美容院に行ってみたら、先客がいて例のごとく
ああだ、こうだとちんたらたら長い話をしながら、買うのか買わないのか。。
その女性は可愛い女の子連れで←小学校2年生くらいかな?
私と女の子は微妙な目配せをしながら
彼女の野心を知った!・・(笑)
耳には、きらきらとピアスを光らせて
店にあるアクセサリーを、穴が開くほどその大きな瞳で見つめていました。
私は用を済ませ退散しようとしていました。
その時、幼い彼女は自分のその野望を母親に強行していました。
普通なら挫折しているだろうと思われる幼い少女の願い。
それは50ルピーのピアス。
かわいいね そう言われるのは、女の子だったら誰だって嬉しい。
私のお気に入り美容師さんが思わず「40ルピーでいいから」と
優しいやりとりを
どうなることやら。。。と傍観していたら
「マン ラクヌ パル ツァ」と言ったから
思わずぐっと来た・・私
マン=気持ち ラクヌ=入れる パル=べきである
幼き乙女の気持ちを汲んであげてってこと。
スイセンの花の香りのような、大きな瞳の女の子に乾杯!!←晩酌中ですんません。