魔をよけるねじり香の作り方

 
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決して怪しいお題ではございません。

ネパールの伝統」のひとつ

その名も、アスタスガンタドゥープ

アスタとは8っつのと言う意味で、

ドゥープとはお香のこと

チベットでは、ヒマラヤ杉を燃やす

ネパールでは杉の他に、

以下の材料を粉にしたものを

 

  • 白檀
  • サフランの根
  • カンフォーラ(くすの木)
  • シール(木の皮)
  • ゴムの樹脂
  • クムクム(紫の花)
  • スパイクナード

ネパール手漉き紙に巻いて

ねじり香にします。

私は、このねじり香を炊くのがとても好き。

説明しにくいのですが、

何だか気持ちが落ち着くのです。

例えるなら

日本の茶道と似ている?

お茶を飲むと言うありきたりの行動でしかないのに、

その作法の中には、

たくさんの想いが込められています。

それはネワールの人達の伝統や習慣に

通じているような気がします。

それで、私は日本へ里帰りする時に、

粉や手漉き紙を持参し、

ネパールのお話をしながら、

ねじり香を作る講習会をしています。

 

 

あるときトレッキングに行くと

現地の人(シエルパ族)が

お香を炊いて供養をしていました。

どんなお香を炊いているのかとても興味があって、

拝見したところ

それはジンチョウゲ科の植物で、

知っているねじり香とはまったく違う

特別な強い香りがしました。

彼らは粉にしたりせず、

枯れた植物をそのまま燃やしていました。

それは、現地の言葉では「スンパティ」と呼ばれ

ヒマラヤの青い空にも消えない強い香りがします。

ネワールの手漉きの紙を使うと言う贅沢なことや、

たくさんの植物を合わせ粉し、

紙に入れてねじると言う手間をかける行為。

それはとても特別で、

ネワール特有な気質であるような気がします。

時間を刻む役目もある

一年に一度の供養のお祈りの日に、

お坊さんは2本の香を繋げてねじり1本にし、

時間の目安に用いていらっしゃるようでした。

1本を燃やすと約15分。

2本だと約30分。

ゆっくりと煙たつ時間が過ぎてゆき、

ねじり香が最後の灰を落とすとき、

お祈りも終わっていました。

 

 

写真は、土器で猿が仰向けに寝ている姿。

他には、ハンドルのついているものにお香を炊いて

円を描くようにしたり、

左手で持って右手で扇ぎ、

煙を相手に送る方法もあります。

ドゥープの粉と手漉き紙は、

パタンだとマンガルバザールに並んでいる

漢方屋に売っています。

すでにねじり香としてできているものもあります。

ドゥパンと言ってもらえれば、判ります。

興味のある方はぜひお試し下さい。

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