台所のこといろいろ

 
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私が嫁したシレスター家

本家は昔ながらの伝統的な生活習慣を守って、

四階の最上階に台所がありました。

いらない話だけどトイレは一番下。

だから、階段を上がる前に用を済ませて行こう。

って誰もが言う。これ。決まり文句です。笑

実際、台所に上がるとなかなか下りて来れない。

たくさんの料理を作る作業には、少なくとも半日はかかるからです。

ネワール族はごちそうばかり

だから財を築けないのだ。

と言う諺があるように、

美味しいものを知り尽くし、

食べることを愛する民族でもあります。

暗黙の了解

火の元に座るのは、ずっと兄嫁に決まっていました。

台所の要で、

司令塔みたいなものかな。

そこに座ったらなかなか動かない。

張り付いたみたいにその場所を守る。

その理由はいろいろあるけれど、

そう言う強面の人がいないと

美味しいものはすぐなくなっちゃう。笑

ずっと後になって繰り上がりで、

私にその役回りがやってきて、

火の元に座ることになった時、

皆好き勝手して収集つかんかった!!笑 

 

地べたに座って使う包丁

ネパール式の包丁は、刃が反り返ってこちらを向き

折りたたみ式でどこへでも持っていけるし、

じゃがいもの皮や野菜、肉はもちろん、

魚のうろこさえも削る優れものです。

こんなのです。

注意:千切りはさすがに無理です。

 

包丁を扱う人の他には、

屋上の洗い場で一晩浸した豆や、

切った野菜をひたすら洗う役目の人。

圧力鍋を空けたり閉めたり、持ち上げたり

湯で上がったものを洗面器に移し変えたり

手はいくらあっても足りない~。

使えるものはすべて使う!!

写真は私の小さな助っ人です。

 

ネパールはこうして、

地べたに座って作業することが当たり前。

女性もあぐらなので最初はびっくり!でも、嬉しかったな。。

 

台所は女に支配されたひとつの世界

台所での手伝いはある意味修行のようでもあり、

とても厳しかった。

何も教えてはくれないし、

嫌だからと言って逃げることもできない。

自分で見て、やって覚えるしかない。

ネパール料理なぞ、日本では見たことも食べたこともなかった私。

28年かけて料理も見よう見まねで

習得してきたけれど、

まだまだ知らずにいることが山積していて、

今現在もいろんなことを勉強中なのであります。

残念なことには、

外国人妻だからと、

家族の台所に入ることを許されなかった人も知っています。

 

台所では、学ぶことがたくさんある。

手を動かしながら、おしゃべりの方も結構忙しい。笑

当たり障りのない話ばかりならいいけど、

それだってやっとネパール語を覚えたばかりの私には難しい

その上勘違い大得意の私ですし、

会話が成り立っていたかどうかは・・・

まあ、想像にお任せしますね。

それにしても、女性のおしゃべりってのは際限なし。

あっ、それはどこの国でも同じかな?

 

ありそうでなかったのがHな話

これ、本当になかったです。

こちらの人って直接的な話し方はしないのが原則っぽい。

と言うかたぶん司祭の家庭らしい空気?←姑にならって、嫁もそういう家庭の女性ばかり。

壁には耳がついている。

と言った諺もある?ない?

中傷をする時にも主語なしで話を進めてきます。

ちゃんと話に乗らないと途中で、

「えっ!誰の話?」

なんて野暮なことを言った暁には、、、、

視線に刺される!

実際、階段の下で姑が話しを聞いているなんてこともあって、

あれは、笑えたなぁ~ 

ってか確認した私があほでした。笑

 

一緒に作って共に食べる

 

姑が生きている間

満月となれば集まり、

秋冬の各お祭りに集まる。

それはもう、飽きれるほど

集まることに忙しい日々。

それでもご馳走会が多いのには、

ちゃんと意味があるのだと思います。

共に食する。

それがあるうちはひとつの家族である。

誰が言った格言なのかは判らないけど、

これ本当です。

 

 

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