ヒマラヤの塩の話

 
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こちらのカテゴリーは「ネパールの伝統」です。

今日は、体になくてはならない「塩」のお話を一席。

あまりに有名なヒマラヤンソルト

現地語では、「シンチ」と言い、

少し前まで各家庭では

このピンクの岩塩を日常的に使っていました。

石臼でごりごりしてね。

大きな麻袋を並べて岩塩の商いをしていた人も

今では見かけませんし、

やってみるとわかるのですが、

塩は毎日消費するものでもあり、

ごりごりやっていてはきりがないのかもしれません。

しかし!

精製された塩と、

自然な塩とでは違いは大きいと思うのです。

こだわり過ぎだと思われるかもしれませんが、

これだけは譲れない

精製された塩で済ませる訳にはいきませぬ。

 

痛む患部はやきしおで暖める

岩塩は料理に使うだけではなく、

足や腕の関節が痛む時にも使います。

まず岩塩をフライパンで暖めて、

きれいな綿の布に包み、患部にやさしく当てます。

日本の塩は、

ネパールの塩と比べしょっぱくて不得手ですが、

「やきしお」と言うのもあるんですね。

 

私めは、

岩塩をお風呂場に常備して置いて

腰湯や足湯などに

岩塩を使います。

冬場のネパールは乾燥がひどく、

石鹸を使うと肌の油分まで落ちてしまって、

お肌はかさかさになり、

ボディクリームで補おうとしてもなかなか大変。

ですから、

岩塩を溶かしたのお湯で、優しくゆすぐだけ。

さっぱりとするし、

しもやけにも効果大なのです。

まあ、たまには石鹸ぶくぶく、

ボディブラシでごしごしってのもやりたくなります。笑

 

ピンクのソルトの他に、ブラックもあるよ

これは、ネパール語で「ベイチ」と言って 

硫黄臭い黒い塊です。

黒って言うけど、

赤く見えるかも。

 

 

ネパールのうめぼし?

酸っぱい果物「ロプシ」を使うレシピはいくつか

 

レパートリーがありますが、、、

たくさんの料理が出てくる伝統会食「ボウズ」

次から次へと料理が出てくる中、

このロプシと黒岩塩を使う特別料理があります。

硫黄の臭みがほんのりとするのがポイント。

 

清めの塩

ネパールでは人が亡くなると、

一部の民族を除いて通常は荼毘が行われ、

灰は川に流されて自然に帰します。

それでも、

長い時間を共に生きていた人には、

たくさんの捨てがたい思いがありますね。

そんな供養の儀式にも、

この岩塩は登場します。

荼毘から7日間はできれば塩を取らずに過ごし、

供養の儀式が終わる日の、

実家から提供される料理には

この「シンチ」を使わなくてはいけないとされています。

体に優しいからなのか?

精製した塩は、塩として扱われない?のか

その理由は不明です。←理由が見つかったらお知らせしますね!

岩塩の優しい味わいは、

家族をなくした悲しい気持ちを、

それとなく慰め、

清めてくれるのかもしれません。

 

 

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