雨乞い祭り 続編~三人の賢者の話~

 
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このカテゴリーは「ネパールの伝統」です。

パタンの雨乞い祭りもいよいよ終盤になりました。

通称ザッタラと呼ばれるこのお祭りの起源について

先日はほんの少しだけ触れましたので、

今日はもう少し伝承のお話をします。

 

三人の賢者

その昔、

カトマンズ盆地に三国が競いあい共存していた時代。

カンティプールと呼ばれた現在のカトマンズから選ばれたのは祭司

ラリトプールと呼ばれた現在のパタンからは農民。

バドガオンと呼ばれた現在のバクタプールからは星読み。

それぞれの国で、どのような方法で彼らが選ばれたのか

興味はつきませんが、、

今日はその先の話に進むことにします。

星を読む者

現在でもこの職業は存在しています。

彼ら占い師のことを「ジョティス」と言い、

数学的な計算から導く英知を人々に教授する。

雨神のいらっしゃる方向を占い、

その星を追って三人の賢者は旅に出るのです。

 

祭司とは祈る者

雨神を蜂に変える術は一体どんな見技であったのかと、

密かに不思議に思っていたのですが、

なぞなぞが一つ溶けました!

変化の術は雨神のお力の一つであって、

いかにして雨をもたらせていただけるか。

祭司の祈りによって、

雨神が心を許し開いて下さり

結果として

光臨して頂くことができたのでした。

困窮した民を救うために、

恐ろしい怪物の目を盗んで、

恵みを与えてやろう!

寛大な雨神は

慈悲の心を持って下さったのでしょうね。

 

農民のことをジャプと言った

近年ジャプと言う言葉は偏見の目で見られることもあり、

あまり使われなくなりました。

ジャは仕事

プは人で仕事をする人が言語なのですが、

カースト制度によると

仕事をする農民は地位が低いとされるため

ジャプと言う言葉のニュアンスがそうなったのでしょう。

 

写真は、伝統的な腰巻をしているジャプ。

このような姿の人も少なくなりました。

実際にスリランカからネパールまでの

長い道のりの間にもさまざまな難関があり、

省略することのできないストーリーが沢山ありますが、

雨神の能力で、

一瞬にして移動したなどいろんな説があります。

 

雨神をどこに祭るか

いつの世も同じで、

ネパールにお連れした大切な

雨の神をさあどこに祭る?

やはり国の間で争いが起きました。

まあ、必然であったかもしれません。

言いだしっぺは一体誰だろう??

そしてその争いが起きたとされる鬼門。

現在封印されていますが、

ここで起こった出来事も

とても興味深い。。。

鬼門では三人の賢者が互いに自分の功績を堅持し、

雨神を説得させようとするのです。

パタンの農民は、

自分が雨神を担いでお連れしたのだと言い

カトマンズの祭司は、

自分が雨神に祈ったのだからと言った。

本当と嘘

雨神には変化の術や瞬間移動の力の他にも

すべてを見ることができる能力がありました。

言葉巧みに

雨神を自国に祭り一人締めしようとしたジョティス。

一体どんな嘘をついたのやら。

しかしそんな野望は雨神の前では

見事に見破られてしまう。。。

それからは一年の半分づつを

カトマンズとパタンに祭られることになったとさ。

ここまでご拝読ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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