織物

 
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私が嫁したネワール族は

独自の言葉を有し、祭りを愛し、素晴らしい食文化を持っている人達です。

彼らの社会に入ることができたことを誇りに思います。

嫁と姑の関係は、日本でもネパールでも変わらないように見えるのですが

私は、嫁ではなく「本当の娘のような」と言う形容詞で呼ばれていました。

日向ぼっこをしながら、姑はネワール語でいろんな話を聞かせてくれました。

14歳で嫁入りしたと言う彼女は、現在ではほとんどなくなってしまった「嫁入り道具」の中に

織り機が含まれていたことを教えてくれました。

小さな機織は、主に男性が着用するダカトピを織るための小型織機です。

忙しい時間をやりくりして、女性はこの機に座りダカを織ります。

柄の考案や色使いなどを考えながら、日常から離れ心安らぐひとときであったに

違いありません。結婚式やお祭りには、必ず登場する男性の正装である「ダカトピ」は

本来、手織りであるべきなのです。

時と共に人々の意識も大きく変化して、伝統に対する考え方も昔と同じでいられないのは

仕方がないことかもしれません。それでも、ネパールの伝統織りを守りたいと

切に思い、これからも織物を続けていきたい。

 

 

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